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遠心分離機と労働安全衛生規則

Centrifuges & Occupational Safety & Health Regulations

産業機械の代表格ともいえる「遠心分離機(遠心機)」は、産業界だけでなく、化学・食品・医療など様々な分野で活躍しています。
そのため、食品製造工場や大学の研究室等で重宝されているのですが、遠心機を使用する際に気をつけなければならないのが「労働安全衛生規則」です。

労働安全規則で定められている事項

労働安全衛生規則は、「機械による危険防止」の観点から、遠心機について様々な規定がされています。主な規定としては以下の通りです。

・遠心機には蓋をする事
・遠心機から内容物を取り出す際には運転を停止する事(内容物の取り出しが自動的に行われる場合はこの限りではない)
・遠心機械については、その最高使用回転数を超えて使用してはならない
・事業者は、動力により駆動される遠心機械について、一年以内ごとに一回、定期的に自主検査を行わなければならない(一年を超える期間使用しない遠心機械の当該使用しない期間については、この限りではない)

どれも当たり前の事のように思えますが、事故防止のためにあえて規則として定めていると言って良いでしょう。

定期自主検査について

上述した定期自主検査については、以下の事項について自主検査を行う必要があります。

・回転体の異常の有無
・主軸の軸受部の異常の有無
・ブレーキの異常の有無
・外枠の異常の有無
・前各号に掲げるボルトの緩みの有無

また、上記の事項について点検を行った後は、以下の事項を記録し、三年間保存しなければなりません。

・検査年月日
・検査の手段(方法)
・検査箇所
・検査の結果
・検査を実施した者の氏名
・検査の結果に基づいて補修等の措置を講じた場合、その内容

遠心機は必須設備である反面、メンテナンスや整備、点検を怠ると重大な事故に繋がる可能性があります。規則に則った自主点検を行い、安全に稼働できるよう努めて下さい。

当社は、中古産業機械の販売・買取のほか、修理・整備・メンテナンスも承っております。 中古産業機械をお探しの方や、中古産業機械を売りたいとお考えの方、遠心機等のメンテナンスを依頼したいという方は、お気軽にご相談下さい。